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1. ラジコンでLiPoを使う為に必用なもの
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| LiPo対応の充電器 | LiPoバッテリーを充電する為には、ラジコン用のLiPo専用充電器、あるいはLiPo対応充電器が必用です。
例えば以下の様な充電器を流用する事は不可能です。 NiCd(ニッカド)やNiMH(ニッケル水素)用などの充電器
ラジコン用ではないLiPo充電器
LiPo専用充電器の価格は安く、3千円くらいからあります。 ただし、充電中の電圧や電流、充電された積算電流量が画面で確認できるものとできないものでは、バッテリー管理のしやすさや安全性の面で差が出てくると思います。 少し値が張りますが、私は画面付きの充電器を使われる事をお勧め致します。
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| テスター(電圧計) | 0.01V単位での電圧計測が行えるテスターを準備して下さい。 たとえ電圧計機能が備わっている充電器をお持ちでも、別途テスターを準備しておく事を私は強くお勧めします。 デジタル式のテスターは、安い物では¥1,000くらいから売られていますが、それらで十分です。
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| 電流計 | LiPoバッテリーだけでなく、モーターやアンプなど、ありとあらゆる電気製品には、流す事のできる電流に必ず上限値があります。
プロペラやギア比などを自分で変更した場合などは、フルスロットル時にどれだけの電流が流れるかを実際に測定して確認する必用があります。 もし最大許容電流を越えた電流で動作させようとしますと、モーターやアンプやバッテリーがオーバーヒートで壊れしまったり、あるいは最悪の場合は出火する事もあります。 多くのテスターにも電流計機能が備わっていますが、最大電流がミリアンペア単位だったり、あるいは多少大きな電流が測れるものでも電流計の内部抵抗が大きいために実際のフライト時よりも少ない電流が表示されてまうといった場合がほとんどです。 従って一般的なテスターは電流計としては流用できませんので、少し値が張りますが現実的には下記のいずれかが必用となってきます。
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| プロペラ回転計 | パワーユニット全体の調子が良い時のフルスロットル電圧と電流、それにプロペラ回転数も計測して記録しておく事で、後でもしパワーが落ちるなど調子が悪くなった際に何が原因なのかを判断し易くなります。
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| 保温ケース | 気温が15度C以下になる冬場、LiPoをあまり低温にまで冷やさない様にする為に使用します。 フライト待ち時間は使い捨てカイロなどと一緒に保温ケースに入れてLiPoを暖めておきます。 また、保温素材を加工して自作したバッテリーケースにLiPoを入れたまま機体に搭載する事で飛行中のセル間の温度差を少なくし、パワーの維持と共にLiPoを劣化から守ることができます。
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2. LiPoの利用サイクルと電圧
NiCdやNiMHなど歴史が長いバッテリーに比べますと、現状のLiPoは非常に神経質です。
例え充電方法や放電電流を間違っていなくても、ある日突然調子が悪くなってパワーが弱くなったり、充電中に膨らんだり、あるいは発火したりといったアクシデントが起こりやすいバッテリーであると言えると思います。
LiPoの利用サイクルの中の随所でLiPoの電圧を測定する事で、これらのアクシデントの多くを防止する事が可能です。
ラジコンでLiPoを使われているすべての方々に、以下のチェックを実践される事を強く推奨します。
電圧測定によるLiPoの状態判断方法 |
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| 充電前 | LiPoを充電器に接続する前には、必ずテスターでLiPoの開放電圧(テスターのみを接続した時の電圧)を測ります。 もしLiPoの開放電圧が表1の範囲内に無い場合は、LiPoになんらかのトラブルが発生している可能性があります。
何故電圧が低い時に充電を開始してはいけないのかと言いますと、もし電圧が表1の下限よりも低くなってしまっている場合、その原因は単なる過放電である事よりも、むしろパック内の一部のセルが故障してしまっている為である可能性の方が大きいからです。 仮に電圧が低い原因が単なる軽い過放電であり、バッテリーパックに含まれているすべてのセルが同じくらいの電圧で一様に低いのであれば問題ありません。 通常通り充電しても良いと思います。 バランスが取れたまま過放電になっているのか、あるいはアンバランス状態なのか、LiPoがどちらの状態になっているかを見極めるには、それなりの経験と測定機材が必用ですし、セル間タップを持っていないパックでは、パックを一旦分解しない限り、例えベテランでも見極める事はできません。 NiCd/NiMHバッテリーの様に、0.1Cの弱い電流で十数時間充電し続けてすべてのセルを満充電状態にするという手法も、自己放電しないLiPoバッテリーではまったく通用しません(もしやってしまいますと必ず過充電となり、最後は膨らんで発火します)。 もし大きくバランスが崩れたセルを含むパックを通常と同じ様に充電してしまった場合、満充電になるタイミングはセルごとに異なってしまいますので、充電器がパックの電圧を調べて満充電であると判断して充電を完了させる前に、既に一部のセルが過充電になってしまいます。 「充電設定を間違えていないにも関わらず、LiPoが膨張/出火した・・・」という事例の原因のほとんどは、極度のセルアンバランス状態のパックを、パックのまま充電してしまったからではないかと思います。 よって、充電器の設定の間違いを無くす事と、セルアンバランスによる異常な低電圧状態を捕まえる事、この2点がLiPo充電時の出火事故を防ぐ最大のポイントになっていると思います。 逆に電圧が高い場合は充電器が故障しているか、前回充電時にバッテリー種やセル数の選択を誤ってしまっていた可能性が大きいです。 電圧が高くなってしまった原因が確認できるまで、そのLiPoと充電器を使用するのは中止して下さい。 |
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| 充電開始時 |
毎回この3点を必ず確認してからバッテリーを充電器に接続して下さい。 |
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| 充電開始から 数分経った後 |
人間は必ず時々間違える生き物です。
充電開始から一息ついた後、再度充電器の表示を確認し、バッテリー種とセル数が間違っていない事を確認して下さい。 もし設定を間違えていても充電開始から数分以内に中止する事ができれば、発火にまで至る事はまずないと思います。 |
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| 充電中 | 時々充電器の表示画面で電圧と電流、及び充電された積算電流量を確認して下さい。 全充電期間を通して、電圧(V)は必ず表1の範囲内を保っていなければいけませんし、電流(A)は1C以下の値でなければいけません。 積算電流量(充電された容量..Ah)はバッテリーの総容量を大きく超えてはいけません。 もし電圧が表1の範囲内を越えて高くなっていたり、いつまで経っても電圧が初期値のままで上がっていかなかったり、あるいは電流が1Cより高くなってしまっている場合、もしくは積算電流量がバッテリーの総容量を2割も3割も超えてしまっている場合は、充電器の設定ミスか故障です。すぐに充電を中止して下さい。 更に、最低でも5分に1回くらいはLiPoバッテリーの状態を目視で確認して下さい。 重
要 ! |
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| 経過時間の確認 | 充電電流の設定を1Cにしており、もし充電開始から80分経過しても充電が完了しない場合、そのLiPoは恐らく劣化していると思います。 充電時間が80分を越えてしまった場合は、以後10分間、LiPoが膨らみ始めないかどうか目を離さないようにして、もし90分を越えても充電が完了しない場合にはあきらめて充電を中止して下さい。 そのまま充電を続けていればいつかは完了するかもしれませんが、このLiPoは内部抵抗が上がってしまっていますので新品時のようなパワーはもう出せないと思います。 放電電流・充電電流、ともに新品時よりも少なくする必用がありますので、安全を考えると破棄してしまった方が良いかもしれません。 ※充電電流が1Cよりも低い場合には充電時間は上記よりも長くなる場合がありますが、それは異常ではありません。 2005年9月1日訂正: 1Cよりも低い電流で充電する事自体は問題ありませんが、この場合、定電圧充電の終了電流も引き下げられますから、1C充電時よりも沢山の電力が充電される事になります。 過充電まではいかなくても、かなり深めの充電となりますので、特に連続放電率15C以上の高性能LiPoでは過電圧気味になる場合があり、要注意です。 |
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| 充電完了時 | 充電時間が確認できる充電器の場合は、80分未満で充電が完了しているかどうかを確認します。
また充電された積算電流量が確認できる場合は、表2を参考にして充電前の電圧と充電された積算電流量が概ね一致しているかどうかを確認して下さい。 2006/10/11 CellMeter-4を使えば残量がすぐに判ります
もし実際に充電された容量が表2の値よりもかなり少ない場合は、LiPoが劣化して容量が目減りしてしまっていると思います。 逆にかなり多い場合は、やはりLiPoが劣化していて自己放電癖(入れても入れても勝手に出ていってしまう・・・恐らくセル内部で漏電しています・・・)がついてしまっているものと思います。 どちらの場合も以後の利用は危険かもしれません。 |
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| フライト前 | テスターでLiPoの開放電圧を測ります。 もし電圧が表3よりも低い場合には、そのLiPoパックは劣化して自己放電癖がついてしまっている可能性があります。 フライトは一旦あきらめて、電圧が低かった原因が判明するまではそのLiPoの使用は中止した方が良いと思います。
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| フライト後 | すぐにLiPoを機体から取り出します。 LiPoを機体に接続したままアンプの電源スイッチを切っただけの状態で放置しますと、アンプによっては待機電流によりLiPoを過放電にしてしまいます。 LiPoを機体から取り外した後は、LiPoの表面温度が人肌以下になるまで10分〜15分間ほど、万が一燃え出しても火災にならない場所に置いて冷まします。 人肌以下にまで温度が落ちたら、テスターでLiPoの開放電圧を測ります。
フライト時間と負荷の関係ですが、最適な負荷に設定された飛行機ならば通常7分〜12分くらいのフライト時間になると思います。 例えば5分しか飛んでいないのに過放電気味になってしまうような場合はセッティングが過負荷です。 セッティングがLiPoにとって過負荷になっていないかどうは、こちらの方法で確認する事ができます。 |
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| 再充電 | フライト後のLiPoを再充電する場合は、前回のフライト終了から15分以上経過し、LiPoが人肌以下にまで冷めてからにした方が良いと思います。 あまり熱いうちに充電してしまいますと、充電中に電圧だけが早く上がってしまい、完全に満充電にならない場合があるようです。
逆に冬場はあまりLiPoを冷やし過ぎないように注意しましょう。 冷たくなってしまったLiPoは内部抵抗が上昇し、充電中にはやはり電圧だけが早く上がってしまって完全に満充電にできない場合があります。 |
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| 保管前 | LiPoを保管場所に格納する前に、テスターでLiPoの開放電圧を測ります。
最後に、保管直前に測った開放電圧をメモやパソコンに記録しておきましょう。 |
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